多くの用途に適用できるハイエンド機。高い信号安定性、高感度・高解像度に加え、広い撮影範囲、長いワーキングディスタンス、高温度計測、高速撮影と非常に多くの性能を高い次元で実現しています。
非冷却では最高レベルの性能を持つ本機は、様々な研究、開発、生産技術などの要素研究に最適です。
解像度が上がると撮影範囲が狭くなりますが、XMCR64-XA6150では25µm分解能で16x12mmの撮影範囲と非常に広い範囲を見ることができます。
640x480画素という大きなセンサを使用しているため、細かく、広い範囲で多くのデータを取得することができます。
XMCR64-XA6150に搭載するレンズは46~172mmと非常に長いワーキングディスタンスでご利用になれます。
被写体がが高温である、レーザーなど照射したい場合、長いワーキングディスタンスであることが重要になります。XMCR64-XA6150はこうした用途に最適です。
XMCR64-XA6150には非冷却では稀なウィンドウイング機能を搭載しています。
標準640x480画素、50Hz、8msec露光の高速撮影ですが、640x120画素、200Hz、5msec以下露光時間での高速撮影オプションを備えています。
室温付近の僅かな変化を捉える高感度モードから、最高2000℃まで計測できる高温モードまでダイナミックレンジを選択できます。
顕微鏡サーモグラフィで微小領域を高温計測することで、工業、研究など特殊用途にも対応します。
3種類の低歪み、低周辺減光の解像度を選択できます。マクロレンズでは大きな歪み、周辺のぼけが避けられませんが、顕微鏡レンズでは周辺までクリアな画像が得られます。
25μmでさえ16x12mmの高い解像度と広い撮影範囲、100µmでは64x48mmと非常に幅広いエリアを撮影することが可能です。
サーマルヴューXの豊富な機能を使用。CSV連続出力、インターバル機能、オフセット合わせ込みなどを用意。MCR用に目盛表示機能搭載。
Typs Sでは動画撮影も可能。
非冷却サーモグラフィはその検出原理から出力信号のふらつきが避けられず、測定再現性に一定のアバウトさが出ます。サーモグラフィが経時変化を計測するのが得意としないのはそのためです。
本機では最適な筐体熱設計、検出器の温度安定、NUCシャッターによるずれを最小限にする様々な対策がなされています。
オートフォーカス機能が搭載されています。
微小領域でもワンクリックで簡単に焦点を合わせることが可能です。