故障・不良が出て、熱が問題ではないかと思うが、特定できない。微小領域用の新たな温度管理、加熱器の評価をしたい。世界初の研究のために新設計、新素材の温度を測定したい。
全ての微小領域の温度計測のために、最高クラスの高分解能を備えた顕微鏡サーモグラフィです。
微小領域計測の専門ツール顕微鏡サーモグラフィの中でも非冷却型最高クラスの高分解能をもつタイプです。
10μmを切る高解像度計測から横幅18㎜の広範囲を高解像撮影するタイプまで様々なラインナップを提供します。
56.6、28.4、17、13.5、10、8.7µm解像度から選択
幅広い解像度の中から選択できます。撮影範囲を広く撮りたい場合には28.4μm分解能、細かさなら11.3(測定ピッチ5.7µm)という選択肢が可能です。
32万画素の高精細計測。400℃計測オプションにも対応します。回折限界に迫る非冷却業界最高水準の解像度です。
微小領域専用のマルチキャリブレーションと補正技術による高精度計測
全画素温度精度検査を行い、画面端までキャリブレーション結果の確認をしております。システムとしては低価格ならが、鍵となるレンズには解像度と開口(明るさ)を求めた高品位顕微鏡レンズを採用しています。
高解像度、低歪み、低周辺減光を実現したゲルマニウムレンズです。
カメラはPCとギガビットイーサネットで通信、ネットワークを形成します。
10/100Base1やUSB2.0ではなく1000Baseを使用することで1ギガビットの高速通信で高いフレームレートを実現しています。ルーター経由での計測も可能です。
設定枚数分の静止画を連続で撮影することが可能です。
動画のように動作中の温度を撮影したり、デジカメのように数枚をまとめてとることでベストショットを選択することも出来ます。
時間は各フレームミリ秒単位まで記録されます。あとからいつ撮影したフレームか全てわかるようになっています。
データはAVIファイルとして一般的な動画ファイルに変更することが可能です。
リアルタイムに指定点・ライン・エリアの温度情報をCSVに出力。
サーマルヴューX MCRではデータロガーのように、指定した領域のデータを時系列にCSV出力することができます。
1つのCSVファイルに出力し、経過時間も残るため、保存後エクセルでグラフ作成を簡単に行うことができます。
サーマルヴューXの豊富な機能を使用。CSV連続出力、インターバル機能、オフセット合わせ込みなどを用意。MCR用に目盛表示機能搭載。
オフセット機能は、画面内に温度が分かっている、あるいは変動の小さい点があればその温度に合わせ込む補正機能です。これにより別の温度計などに再現性を依存することができます。その他、サーマルヴューXライブラリには機能を毎年増加させています。
サーマルヴューX MCRシリーズでは出荷前に全画素温度検査を行っております。顕微鏡サーモグラフィ計測では数ミリ角の狭い範囲で細かい構造体の温度計測を行います。
そのため全ての画素で温度が精度内に入るよう出荷前検査を行っており、中心のみの温度精度ということはありません。