コンセプト|サーマルヴューX MCR Type R
製品・部品の小型化に伴う発熱問題・エネルギー効率向上、半導体製造用光源、新素材開発等多くの場面で微小領域動画の分析が重要です。
フレーム検索、動画再生、動画専用サムネイル、連続画像CSV出力等、様々な動画対応機能を搭載。さらに新しい補正処理に対応し、非冷却型最高レベルの実質解像度8.7μmにも対応する新しいアプリケーションです。
動画を撮影し、数ミリ四方の熱現象を解析する最適なアプリケーション
ThermalViewX MCR Type R は、動画を撮影し、数ミリ四方の熱現象を解析するのに役立つ優れたシステムで、多くの機能を備えています。高品質のデジタルズーム、時間経過に伴う温度プロファイル、グリッドビューでの特定のポイント/ライン/エリア/円の温度情報などを使用して、小さな領域での小さな温度変化を確認できます。これは、微小領域の温度測定トレンドを高精度でキャプチャするための標準製品です。
10分を超えれば数万枚の画像データになります。こうした複数ファイルにわたる数万枚のデータ、数10ギガバイトのデータを切れ目なく分析することが可能で、長い時間のデータ分析に必須です。
新しい動画コントロールパネルによる動画表示、動画検索
動画再生機能、停止、0フレームへの1ボタン復帰。フレームスキップ機能で簡単に動画全体を把握できる。
最高温度等温度による動画中該当フレーム検索できる。1秒おき、1℃上昇おきの次フレームなど時間・温度ごとの検索も可能。
1動画20フレーム分の画像を一覧で確認できる。
次のフレームの画像から、数千枚のデータの全体像まで一度に把握できる。
サーマルヴューXでは熱画像の全画素温度データを連続でCSV出力することができます。
1データごと別々のCSVに出力していきます。全画素の温度データをCSVで経時的に欲しい、あるいは別途ユーザー側で解析ソフトウェアを使用するなど、という場合に使用されます。
予めユーザーが決めたファイル名を挿入することができる機能です。
6つのショートカットボタンにファイル名を記憶させることができ、熱画像保存前にクリックすることで、ファイル名に情報を追加することができます。
ワンクリックで簡単に保存できるサーマルヴューXでは、多くのデータを取得できるため、ファイル管理が重要になります。
処理前、処理後、被験者名、ワーク名、チャンバ-番号など、予めファイル名に挿入しておくことで、フォルダで探す時点で目的のデータをみつけることができるようになります。
ファイル名挿入ボタンに加え、リストに予め決めたファイル名を載せておき、挿入することができます。
リストには測定対象名や実験条件が多い場合に使用します。
例えば、ゴム、セラミック、樹脂、鉄、酸化鉄、・・・など入れておき、保存時にリストを選択、ボタンクリックすることでファイル名に挿入することができます。
微小領域の温度計測のためには、空間分解できなければ計測できません。イメージセンサ・レンズ・キャリブレーション・補正技術の全てが組み合わさって、サーマルヴューX MCRシリーズは最高性能の高分解能を実現しています。
10μmを切る解像度から選択が可能な多彩なレンズを選択可能、キャリブレーションが選択できます。
すぐに比較できる2画面表示。ライブ画像を左に、保存画像を右に表示できます。
設定枚数分の静止画を連続で撮影することが可能です。
動画のように動作中の温度を撮影したり、デジカメのように数枚をまとめてとることでベストショットを選択することも出来ます。