ElectroMagnetic Wave::電磁波とは


  • あらゆるものから電磁波が出ています。

 電磁波とは電場と磁場が交互におりなす連続的な波で、光も、紫外線も、電波も、X線も、そして赤外線も電磁波です。 電子の動きが磁場を作り、磁場の変動が電場を作ります。物質を構成する原子・分子には電子が周回しており、振動、回転、電子の遷移によって電磁波が発生します。


  • 波長

 電磁波の違いは波長で決まります。人が見ることが出来る可視光は波長約0.4μmから0.75μmです。 波長0.4μm付近の光は紫色と感じ、波長0.7μm付近の光は赤色に感じます。光よりも波長が短くなれば紫外線となり、波長が長くなれば赤外線となります。



  • 電磁波の発生

 物質からどんな種類の電磁波がどれだけ放射されるかは、その物質の特性と温度で決まります。十分に熱いものからは、目に見える光を出しますし、温度が低ければより長い波長の電磁波が優勢になります。黒体と呼ばれる理想的放射体であれば、あらゆる波長の電磁波が放射されます。そして最も放射される波長はその温度で決まることになります。