Check ::サーモグラフィ計測における注意点


  • サーモグラフィの長所

 サーモグラフィは温度測定結果を画像で表示してくれる大変便利なものです。
 一般的なもので数万点から数十万点の温度計測を行えますから、熱電対での直接計測とは比較にならないほどの多くの情報を提供してくれます。 また多くのサーモグラフィは黒体に比して±2℃あるいは2%程度の誤差で計測できます。これはCFDを使った熱流体シミュレーションに比べて高い精度で測定できる長所を持ちます。
 つまりサーモグラフィは面で高い精度の温度測定が可能な技術であると言えます。


  • サーモグラフィへの理解

 しかし、メリットがあればデメリットもあります。
デメリットを認識し、指定の精度で測定するためには赤外線、赤外線と測定対象の関係、測定環境、障害物、場合によってはサーモグラフィの仕組みまで理解する必要があります。


  • 確認内容

 以下は弊社でサーモグラフィのご相談を受けた場合の確認事項です。
目的(何を何のために)
測定温度範囲
目標精度
感度(温度分解能)
画像の細かさ(目的、対象物の大きさ、撮影範囲)
サーモグラフィ設置条件(撮影距離、障害物、周囲の状況)
・さらに留意点があれば撮影内容について


  • 計測前に確認を

セルフチェックできる項目ですから、計測前、選定前に確認されることをお勧めします。


  • 詳細ページ

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