NETDや温度分解能、感度と言い、どれだけ細かい温度差を見分けることができるか、という指標になります。
ある温度差を見たときに得られる信号とノイズの比でその温度差を割ったものをNETDとしています。
つまりノイズになって埋もれてしまう温度差、見分けられるぎりぎりの温度差がNETD(Noise Equivalent Temperature Difference=雑音等価温度差)となります。
温度変化を見たい場合には、その変化の大きさと計測したい細かさで必要なNETDが変わります。
温度変化が大きなケースが想定される場合、NETDは大きくとも十分温度差を取得することができます。
その変化を例えば0.1℃刻みで見たいとなれば、NETD0.1℃より小さなNETDが必要になります。
NETDはどれだけの温度差を識別できるか、という指標です。
性能評価においてはフレーム間の信号処理なしでのカタログ値の比較検討が必要になります。
次ページ>>画像の細かさ(目的、対象物の大きさ、撮影範囲)
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目的(何を何のために)
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測定温度範囲
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目標精度・再現性
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感度(温度分解能)
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画像の細かさ(目的、対象物の大きさ、撮影範囲)
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サーモグラフィ設置条件(撮影距離、障害物、周囲の状況)