コンセプト|低価格高感度顕微鏡サーモグラフィ



 高感度でありながら、低価格を実現した顕微鏡サーモグラフィです。サーマルヴューXシリーズの1つで様々な機能をご利用になれます。
 ミクロンレベル小さな対象を温度計測するには熱電対などの接触式温度計では温度計測ができません。通常視野のサーモグラフィではミクロンレベルの計測はできず、専用の顕微鏡サーモグラフィが必要です。顕微鏡計測に特有の問題に対応した特殊な較正と補正を備えた小型顕微鏡サーモグラフィです。

28.4、17、13.5、10、8.7µm解像度から選択

 幅広い解像度の中から選択できます。撮影範囲を広く撮りたい場合には28.4μm分解能、細かさなら11.3(測定ピッチ5.7µm)という選択肢が可能です。
400℃計測オプションにも対応します。回折限界に迫る非冷却業界最高水準の解像度です。

低価格と高感度を両立

 

 ハイエンド非冷却機と同等の感度を有しながら、半額から2/3のコストで導入できる新機種です。
 専用レンズを用い解像度の高い計測を実現。微小領域計測に必要なサーマルヴューXの機能を利用できかつ高いコストパフォーマンスを実現しました。

研究開発を指させる機能群。

 設定枚数分の静止画を連続で撮影することが可能です。  動画のように動作中の温度を撮影したり、デジカメのように数枚をまとめてとることでベストショットを選択することも出来ます。
 時間は各フレームミリ秒単位まで記録されます。あとからいつ撮影したフレームか全てわかるようになっています。  データはAVIファイルとして一般的な動画ファイルに変更することが可能です。

微小領域計測専用のキャリブレーション

 全画素温度精度検査を行い、画面端までキャリブレーション結果の確認をしており、一部中心のみ温度保証されるタイプとは異なります。
 独自開発の補正技術を取り入れ、小型部品や材質のような極小エリア、リード等極狭幅でも温度計測です。

動画撮影が可能

 設定枚数分の静止画を連続で撮影することが可能です。  動画のように動作中の温度を撮影したり、デジカメのように数枚をまとめてとることでベストショットを選択することも出来ます。
 時間は各フレームミリ秒単位まで記録されます。あとからいつ撮影したフレームか全てわかるようになっています。  データはAVIファイルとして一般的な動画ファイルに変更することが可能です。

リアルタイムに指定点・ライン・エリアの温度情報をCSVに出力。

 サーマルヴューX MCRではデータロガーのように、指定した領域のデータを時系列にCSV出力することができます。
 1つのCSVファイルに出力し、経過時間も残るため、保存後エクセルでグラフ作成を簡単に行うことができます。

さらに増加するサーマルヴューXの機能

 サーマルヴューXの豊富な機能を使用。CSV連続出力、インターバル機能、オフセット合わせ込みなどを用意。MCR用に目盛表示機能搭載。
 オフセット機能は、画面内に温度が分かっている、あるいは変動の小さい点があればその温度に合わせ込む補正機能です。これにより別の温度計などに再現性を依存することができます。

全画素温度検査済

 サーマルヴューX MCRシリーズでは出荷前に全画素温度検査を行っております。顕微鏡サーモグラフィ計測では数ミリ角の狭い範囲で細かい構造体の温度計測を行います。
 そのため全ての画素で温度が精度内に入るよう出荷前検査を行っており、中心のみの温度精度ということはありません。