サーモグラフィは手軽になってきましたが、実際に測定となるとハードルは高いものです。 一般に以下の点が上げられます。
1.簡易版のサーモグラフィは安くなってきたが、実験用に考える機種はまだまだ高い。
2.サーモグラフィ計測では、色々なノイズが入るため、単に撮影すればよいというものではなく、専門的な知識が必要になる。
3.サーモグラフィで得られた結果には、撮影対象の温度以外の要素が含まれるため、専門的な知識を持って検証する必要がある。
1.近年サーモグラフィの価格は大きく下がりました。
しかしそうした機種は電機を配分する分電盤などの設備の点検を目的としたもので、放射温度計の代替えとして登場してきているものです。
これらは温度計測を目的とするよりも、温度異常の検知を目的としており、異常発熱を画像でとらえることを主眼としてます。
温度計測を目的とした場合、温度分解能と空間分解能を検討する必要があります。
2.サーモグラフィ計測では周囲の熱源の反射映り込み、室温の変化によるノイズレベルの変化、カメラの発熱による計測値のふらつきなど、様々なノイズが生じます。
これらは設定や補正などがその時々で必要になり、その判断を行うための前提となる知識が必要となります。
3.撮影距離、障害物の有無、熱伝達の影響(風など)、熱伝導の影響(被験者に触れているものの有無)、
周囲の熱源、室温などが測定値に影響します。これらは一つ一つ影響が歩かないかの判断をし、
ある場合は補正する、データとして除外する、場合によっては計測し直す必要があります。これらの判断を行うためにも、関連する知識が必要となります。
既に経験があるようでしたら、レンタルが最も安価な方法になります。
しかし1、2回の計測実験のために前提知識の確認に時間をかけられない場合もあります。
また、新しい機種は使い慣れていないが故に事前試験の日程が必要になる場合があります。
購入であればじっくり行うことが出来ますが、回数が少なければ購入するほどの費用をかけるメリットがない場合もあります。
そこで、上記の問題を解決するサーモグラフィ共同実験サービスを行っています。
共同実験サービスのメリットには以下になります。
・ サーモグラフィを購入する必要がなく、サービス代で済むため購入に比べ安く希望の実験ができる。また、購入しないので資産扱いにならない。
・ サーモグラフィ計測では、セットアップに多くの注意点に留意が必要だが、専門家が行ってくれる。
・ サーモグラフィの結果は様々な要素が絡んだものとなり、赤外線の知識及び温度測定の知識が必要だが、両方をもった専門家と一緒に検証できる。
以下の手順でサービスを進めさせて頂きます。
1.お問い合わせ
2.電話あるいはメールによる内容確認
3.必要であれば打合せ
4.実験(おおよそ10時~16時を想定)
5.その場で簡単な結果検証
6.データ解析
7.速報内容について意見交換
8.データ納品
一度二度の実験を購入すること無しに済ませたい場合には一度ご相談ください。
お問い合わせ
・大学・官公庁関係の研究所の方はお申し出ください。ディスカウントがございます。
・日本良導絡自律神経学会会員の方はお申し出ください。ディスカウントがございます。
・現在、研究・開発を目的としたお客様のみへのサービスとさせて頂いております。